「体育会系出身だと就活に有利」という都市伝説
”私はバリバリの体育会系出身です”という記事を書いたので、関連してもう一つ体育会系ネタを。
いつ頃からだろう「体育会系出身者が就職活動において有利である」っていう都市伝説が囁かれ始めたのは。最初にこの都市伝説を聞いた時は眉唾モノだなと思った。
体育会系出身者って下手したらスポーツしかしてこなかった人もいたりするわけで
私には友達と仲良く寄り道しながら帰る放課後なんかはなかったわけだし、ましてや彼氏なんかとキャッキャうふふしながら一緒に帰った事なんか一度もない(涙)
そう、みんなが青春を謳歌しているまさにその時。私は毎日練習で怒鳴られながら、不屈の根性さえあればなんとかなる!という監督の精神論を当時は疑いもせず聞いていたんだよね「お前らは軍隊だ!!」とか言われながら「俺には絶対服従だ!!」とか言われながら。
いくら肉体が健全でも健やかな精神が宿るであろうか。
ましてや企業が欲しがる人材になりうるであろうか。
小さいころからスポーツ三昧で、大学まで体育会系の部活に入っていたりするとアルバイトもしたことがなく全く社会に接しないまま就職活動を始める人もいるわけだし。それはデメリットにはならないのだろうか。
別に体育会系出身者じゃなくても、人は努力して頑張るしチームワークだって大切にする。挫折だって乗り越えられるし、他人の能力を認めることもできる。
体育会系は徹底的に上下関係を叩きこまれて育つけど社会人としてスタートをきれば嫌でも身に付くことじゃないのそれって?
じゃあ、企業にとって体育会系出身者を採用することのメリットってなんだろう。
と突き詰めて考えると、社畜むきではあるのかも。という可能性はあった。悲しいことに。休みがないのなんて慣れちゃってる自分。
それに、色々と偏ってるかもしれないけど、体育会系出身者と聞くと親近感がわいてしまうのも事実「お前もか(愛)」そう、体育会系は同じく体育会系出身者がスキ。もしかして面接官もそれぐらいの動機で採用しちゃったりするんでない?なんて思ってみたりも。
実際、人事の担当者に話を聞く機会があったので「企業にとって体育会系出身者を採用するメリットは?」って聞いてみたら
警察官をしている友人が語った「警察組織が体育会系を重宝する点」と全く同じであった。
曰はく
「怒られ慣れている」
”ちょっと、怒鳴ったぐらいで辞めないよ!”
ふむ。確かにメリットはあったようだ。そこはかとなく悲しいのは何故。