明日は明日の風が吹く

無味無臭・人の記憶に残らないをモットーに人間関係の荒波をいきていく30も半ばを過ぎた私の鬱日記

夫はイクメンではありませんでした

我が家の夫はイクメンではありませんでした。

 

私が夫をイクメンにすることをあきらめたのはいつ頃だろう。

と今話題のほう太パパさんのブログを読みながらぼんやりと思いを馳せる。

いや、それ以前に私が長女を産んだ10年ほど前には「イクメン」という言葉はまだない時代であったし、そもそも私が専業主婦であることからして共働き家庭とは前提が違います。

 

夫はイクメンではありませんでしたし、ありえませんでした。

 

私が子供を欲しいと思う前に

夫の強い希望で出来るだけ早く子供を持つことになっても。

周りの友達は誰一人として結婚しておらず慣れない育児に毎日泣いていたとしても。

「夫婦は平等に育児をすべし」という美しい言葉で育児の理想が語られ始めた時代であっても。

 

夫はイクメンではありませんでした。

 

夫と結婚した時に夫の上司の奥様から

 

「夫に家事・育児は期待しない方が良い。

夫に家事・育児を許してくれるような会社ではない」

 

と言われたこの一言、呪いでしょうか予言でしょうか。

呪いなら成就しましたし予言なら的中しました。

 

会社は夫に家事・育児は許してくれませんでした。

 

長女誕生の後、二人目が生まれたのが長女が2歳になる前。

長女のイヤイヤ期と赤ちゃん返りと二人目の授乳で毎日寝不足でフラフラで

インフルエンザにかかっても夫とは連絡が取れず

帰宅後の夫にしばらく早く帰ってきてもらえないだろうか?と相談した時に

1日2日なら可能だけど1週間は無理だ。

と夫がお手伝いさんの手配を始めたときに

ハッキリと「無理だ」と思ったのかもしれません。

 

夫は嫌な言葉でいうならとても良い『社畜』です。

とても良い社畜で、さらに

私から見ても恐らく夫の会社から見ても

仕事を遂行する能力においてとてつもなく優秀な『社畜』です。

 

そして夫の会社は『社畜』を家庭に帰してくれる会社ではありませんでした。

体質が古いせいもあります。

土日は取引先との接待ゴルフか協会とのお付き合いゴルフか会員権持ちのOBとのゴルフか。3拓の答えは全部ゴルフでしかない会社です。

 

その古い体質の会社の上層部~社長及び執行部役員は「育児は妻の仕事」「妻は夫にしたがってナンボ」という考え方の持ち主が締めています。育児期間の2・3年が男性社員の出世を妨げる会社と言っても過言ではないでしょう。

 

夫が「イクメン」になることは不可能でした。どれだけ子供を愛していても。

 

そして夫の稼ぎでちゃんと家族が食べていくことが出来るという状況下で

私が仕事を始めるよりも

夫に思う存分仕事をしてもらった方がいいと判断して今に至ります。

 

夫は「イクメン」ではなかったけれど

子供は父親が大好きで尊敬しているし

会社は家族のもとにじゃなくて早く私個人に夫を返してくれてもいいと思うよ!!

 

というわけで明日は久々に夫が赴任先から帰ってくるので

しばらくネットからは離れております。

 

帰ってきたら帰ってきたで疲れるんだけどね