夫が「美味しい」と言わないのは何故
夫が私の作ったご飯に「美味しい」と言わないのは何故だろう?
私は毎日毎日夫にご飯を作っていた。
夫は飲み会なるものにほとんど行かないので毎日私は夫のご飯を作っていた。
私は料理が好きだ。毎日ご飯を作っても特に苦痛は感じない。
仕事が多忙のため、連日深夜帰宅になる夫を待って一緒にご飯を食べていた。
ある程度の下ごしらえをしておいて、電話で帰宅時間を知ってから
一番美味しい状態で食べてもらえるよう料理の仕上げに入る。
自分の作った料理を一番おいしい状態で食べてもらいたいと思うのは
料理好きのプライドだ。
それでも夫は美味しいと言わない。何故だろう。
- 美味しくない
これが答えだと終了してしまうのでもう少し考えてみる(涙)
- わざわざ言う必要を感じていない
美味しい?と聞けば美味しいと返ってはくる。毎回深夜に聞かれるのも嫌だろうと思って、ごくごくたまにでも聞かなくなったのはいつからだろう
- 不味かったら不味いというので
美味しいは不要だと思っている
不味い場合のみ言うべきだと思っている。
- 美味しいのおの字も出ないほど疲れている
疲れていることは確実。それでも帰宅時に2人分のコンビニスイーツを買ってきては
ご飯のあとに今日の出来事、仕事の雑感等をスイーツ&コーヒーのお供に語りたがる夫。会話はしたいようだ。
- 言ったら負けだと思っている
なんだろう。なにかしらの敗北感があるのか?
- 美味しいと言うのはサービスの一環なので
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釣った魚にはエサはやらん
世の中の旦那様は美味しいと言っているのだろうか。
世の中の妻は美味しいと言われているのだろうか。
美味しいって言ってもらえる奥様。
私はあなたがとても羨ましい。とてもとても羨ましい(いいな!)
私がホームパーティ好きなのは夫に美味しいと言ってもらえない淋しさからくる
代償行為なのかもしれぬと思う。だからあんなに狂ったように餃子3種300個とか作っちゃうんだろうか。
今は単身赴任中の夫に毎日毎日ご飯を作ることはなくなった。
時々帰ってくる夫は「いただきます」と「ごちそうさま」に手を合わせるようになった。もう、それでいいかと思う。
結婚して12年になる。産後クライシスという名の付いた危機もあったように思う。
好きか嫌いかと問われれば、今でも夫の事は好き。
それでも「好き」とは言わないのは夫が「美味しい」と言わないのと一緒だろうか。