明日は明日の風が吹く

無味無臭・人の記憶に残らないをモットーに人間関係の荒波をいきていく30も半ばを過ぎた私の鬱日記

漫画しか読まなかった夫が「面白い」と言った小説をただただ挙げていくだけのエントリー

私と結婚するまで漫画かビジネス書しか読まなかった夫ですが

通勤用に読む本が欲しいというので私の蔵書の中から夫が好きそうなものを貸し出しております。個人的図書館司書です。

 

夫の好み

・ハリウッド映画が好きということからもわかるように

 流れるような文章の美しさよりもエンターテイメント的な展開重視。

・好みではないが通勤中電車の中で立ちながら読むために単行本や新書はNG※重くて 手に収まりきらないため。文庫のみOK。

 

ではただただ挙げていきますよ☆

 

銀河英雄伝説田中芳樹

銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)

1巻を読み終わった後に「早く続きを!!」って言う夫が珍しく興奮していた。

全巻読み終わった後に「外伝を!!」というので実家まで取りに帰った。

 

言わずと知れたスペースオペラの金字塔。日本のSFに銀英伝アリ。

どのキャラクターもとても魅力的で読みごたえがあります。

 

全巻読破後、友人が「これ…」といって貸してくれた銀英伝のアニメの録画ビデオをうっかり2徹して全話見てしまったこともありました私。面白すぎて途中でやめられなかった。展開全部知っているのに。祝・再びのアニメ化!!!

※全10巻&外伝4巻

 

【風が強く吹いている】三浦しをん

風が強く吹いている (新潮文庫)

夫がもともと駅伝好き。というのもあったのかも。

しかし駅伝マニアの方からは「夢物語だ」という批評もあるようです。

夫は気に入ったようで映画まで借りてきて見ていた。

 

 

第三の時効横山秀夫

第三の時効 (集英社文庫) 

連作短編集。これはとても良くできた警察小説。

横山秀夫は勿論長編小説もいいのだが夫がお気に入りはこの1冊。

連作短編集って各話の繋がりが響きあってお互いがより引き立つからいいのよね。と私は思う。

 

【永遠の0】百田尚樹

永遠の0 (講談社文庫) 

最初はなんだつまらないな。って読んでいたらしい。

物語のラストに向かう収束感と疾走感が良かったのかな。

当然私は大泣きしたよねコレ。

 

【ボックス!】百田尚樹

ボックス!(上) (講談社文庫)

ボックス!(下) (講談社文庫)

百田尚樹2連発。

これも夫がもともとボクシング好きなのもあったと思う。

やはり映画まで借りて見ていた。

 

【Another】綾辻行人

Another(上) (角川文庫)

 

Another(下) (角川文庫)

あの綾辻行人の作品でホラーとミステリの融合だったら面白くない訳がない。

ホラーとミステリの融合でエンターテイメント性も高かったらしく夫お気に入り。

映画もアニメも見たけれどアニメの出来が素晴らしかった。子供に見せたらトラウマになるレベル。Rついてたっけ?(アニメは夫自ら録画。映画もやはり自ら借りてきた)

 

綾辻行人といえば私にとって館シリーズ綾辻なんだけど

今やアナザーの綾辻なんだね。

 

【殺人鬼】綾辻行人

殺人鬼 (新潮文庫)

 やっぱりホラーとミステリの融合が好きな夫。

ホラーはホラーでもちょっとグロイヨネ。

 

池袋ウエストゲートパーク石田衣良

池袋ウエストゲートパーク: 1

テンポよく読みやすく。ドラマもとても良かったらしい。

私は小説のタカシもドラマのタカシもどちらも好きだ。

※全10巻・外伝1巻

 

【告白】湊かなえ

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

ちょっと新しいよねこういう小説の構成って。と夫が話していた。

新しいかどうかは別として上手く組み立ててある小説。

 

【ツナグ】辻村深月

ツナグ (新潮文庫) 

やはり映画も見ていた。夫は面白いと思った小説は映画も借りてくる。

私個人的に辻村深月は名前探しの放課後&ぼくのメジャースプーンが好き(メジャースプーンから読むことをお勧めする)

 

【脳男】首藤瓜於

脳男 (講談社文庫)

 羊たちの沈黙が好きなんだろうかと推測。

 

【ジェノサイド】高野和明

ジェノサイド 上 (角川文庫)

ジェノサイド 下 (角川文庫)

 徹底したエンターテイメント性が夫お気に入り。

13階段を読んだ時にはこのように化ける作家さんだとは正直思わなかった私。

 

深夜特急沢木耕太郎

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

ある朝、目を覚ました時、これはもうぐずぐずしていられない

と思われたらちょっと困る。

大丈夫か。本当に赴任先にいるのか夫よ。

乗り合いバスで旅行しているんじゃないだろうな。

深夜特急。旅人のバイブル。

※全6巻

 

【四十七人の刺客】池宮彰一郎

四十七人の刺客〈上〉 (角川文庫)

四十七人の刺客(下) (角川文庫)

いわゆる忠臣蔵赤穂浪士から見た戦術&戦略面で書いていたのが良かったようだ。

 

【影武者 徳川家康隆慶一郎

影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)

影武者徳川家康〈中〉 (新潮文庫)

 

影武者徳川家康〈下〉 (新潮文庫)

 この原作を漫画化した原哲夫の漫画版も買ってきていた。

北斗の拳も好きだし花の慶次は同じ原作者&漫画家コンビでやっぱり好きだし

これは漫画もついつい買ってしまったらしい夫。

 

【多重人格探偵 サイコ】大塚英志

小林洋介の最後の事件―多重人格探偵サイコ (角川文庫)

 

西園伸二の憂鬱―多重人格探偵サイコ (角川文庫)

雨宮一彦の帰還―多重人格探偵サイコ (角川文庫)

漫画原作のちに漫画をノベライズ化するというちょっと変わった感じ。

大塚英志は評論ばかりでなく小説ももっと書いて欲しい。

 ノベライズ…というイメージで読んでいい意味で凄く裏切られたようだ夫。

 

【奪取】真保裕一  

奪取(上) (講談社文庫)

奪取(下) (講談社文庫)

ブコメ頂いたAmanojackさま!

思い出しました。これは私があまりに面白くて読後すぐ興奮したまま

「コレ。コレっ……!!!」とぐいぐい押しつけて貸し付けた本です。

夫も面白かったと言っておりました確かに。

というわけで忘却の彼方にあった何かを思い出せるって素敵。

ブコメありがとうございました!!!

 

 

結婚して10年超。思ったよりもすくないな。という感じ。

夫が「面白い」と言ったのを全部は憶えきれていないのかもしれない。

それか読むこと自体月に1冊ぐらいのペースだからこんなものかな。

 

 私がとても好きな(新)本格推理物が全く入っていないのは

綾辻行人有栖川有栖法月綸太郎京極夏彦も麻耶雄高も森博嗣

すべてノベルスサイズで所有しているため通勤には向かないと貸していないため。

 

京極夏彦なんかをついうっかり座っている人の頭の上にでも落としてしまったら

ノベルスの角殺人事件が起こってしまうかもしれない。これはいけない。

 

今になって文庫化&書店でキャンペーンしているものを赴任先で買い

面白かったよ!!!と勧めてくれる夫。

 

いや、法月綸太郎とか二十歳前後の私にとって神の名にも等しかったから。

 

と思いつつ生暖かい目で微笑み「面白いよね」と答えてみる。

 

以前「ドグラ・マグラ」をかしたらさっぱりわからなかった。と返ってきた。

趣味があったり合わなかったり。

 

それでも個人的司書としてはオススメを読んでくれるのがちょっと嬉しい毎日です。

 

【追記】

夫が読んでいた漫画で私が知っているものを挙げておきます。

・ワンピース(去年の誕生日プレゼントに古本屋を周って全巻購入)

北斗の拳・花の慶二・蒼天の拳頭文字Dバリバリ伝説・空のキャンバス

 

 私が夫と結婚したのは夫35歳の時なので

35歳以前の読書記録(漫画)は残念ながら知りません。

 今度聞いてみるのもいいかもしれない。