一番近くて一番遠い・夫という男の不思議
私は夫の事がよくわからない。
性格の違いだったり
男女の違いだったり
はたまたそれは男脳・女脳の違いだったり
理系と文系の違いだったり
生まれた年代が違うことによって
結果、社会人経験がバブル前になるかバブル後になるかの違いだったり。
私と夫を隔てているものは数多くあれど
それらを数えてみてもやっぱり理解できないことが多い。
私は夫の事がよくわからないのだ。
分かり合えない男女。という型にはめるつもりもなく
分かり合えない夫婦。というステレオタイプに当てはまる部分もあったりなかったりの我が家での些細な不思議を少しばかり挙げさせていただく。
夫は理系出身である。
なのに突然2ケタの計算が出来なくなる。
赴任中の仕送りの過剰請求がソレだ。
月給手取りがこれだけで
家のローンがこれだけで
赴任中の自分への仕送りがこれだけで。
残りの金額が計算できていたら、ゴルフやら飲み会やらの不足分を請求。結果的に手取りの半分を要求することはないだろう……夫は私の事を錬金術師だと思っているのだろうか。私はファイナンシャルプランナーの資格は持っているが錬金術師のことだと思っているのだろうか。
夫は家電が好き。電気量販店も好き。
家電が壊れると嬉々として買いに行き
売り場にある一番最新式の一番高額なものを欲しがる。
プリンターが壊れたときに、オフィス用の複合機を本気で買おうとしていて必死になって止めた。大は小を兼ねるが全てにおいて当てはまらないことを初めて知る。
夫が持って帰る家電の各種カタログ(大量)の捨て時もわからない。
四十路も半ばを過ぎたスイーツ男子による
深夜のコンビニスイーツテロで3㎏も太った私。
太るから私の分はいらない。って言おう言おうと思いつつも、今日は何だろうと楽しみになってしまった家畜の安寧。夫が単身赴任を始めて体重は元にもどりましたが、あれは何? ストレス?ストレスのはけ口?
身長は?と聞かれると170cmちょっと。と答える。
身長が164cmある私から見ると横に並んで
170cmはオーバーしていないように思う。
なので170cmにちょっと(足りない)というのを略して答えているものとする。
見栄っ張り。と思うとちょっと可愛い。
※イメージ画像です
何度言ってもつけっぱなしで眠ってしまう。
我が家にはこたつという幸せ装置もあったが間違いなく夫はこたつで寝る。電気・テレビをつけっぱなしにしたまま。という確信があった。
確信があり、朝起きた時に全てつけっぱなしの夫を見ると
殺意がわくかもしれなかったので”子供が小さいので危ないから”という
理由をつけてこたつを封印してはや10年超。
こたつは夫が赴任先に持って行った。そのまま寝ているかもしれない。
今ならしょうがないな。って寝ている夫の頭を撫でて終わりにできる。今なら。離れてしまった今ならば。
家では全く仕事の話をしなかったのだが結婚して10年を過ぎたころから
仕事の話を急にするようになった。
何故?言いたいだけ?聞いて欲しいだけ?褒めて欲しかったりもするの?
私はとても面白く聞いている。わからないことがあれば質問して夫もわかるように説明してくれる。夫の仕事の話を聞くのが好きかもしれない。一度社外秘の資料まで出てきそうになったのでそれは駄目だと思う。と止めた。
「それ前に食べた」のだそうだ。
残り物の量が少量の場合は私が食べ、大量の場合はリメイクする。
麻婆豆腐の残りを茹でたジャガイモにかけてチーズを振りオーブンで焼いたものがリメイク品の中で夫一番のお気に入り。
以上、なんだかとりとめなく
特に構成も考えず、ずらずら挙げました。
挙げた不思議の半分は夫の金銭感覚の無さからくるもので特に不思議でもなんでもないという事実(私が家計を握ることで破産回避)
理解できないことが腹が立った時期もあったりしたのだけど
夫の事などわからなくて当たり前だと思うようになった。
他人とわかりあえる。というのは幻想。
わからないから面白い。という境地にはまだ達していないのだけど
一番近くにいるはずなのに夫との距離がとても遠いと感じることもある。
遥か遠く、目を凝らして夫を探しているうちにぐるりと一回りして
背中合わせにいたりするといいなあ。なんて思ったりもする。
夫婦の距離も不思議。